プリンセス プリンシパル感想日記

Princess Principalについて書いてますのでよろしくお願いします。

朧と任務 中級

行動力20 WAVE5 推奨LV.50 青 青なし

 「あれっ、姉上?」と朧を見つけた如月。「…噂をすれば」と朧。如月は「姉上!奇遇でござるな?あーねーうーえ!」と大声で呼んだ。「ええい、聞こえている!みっともないから往来で騒ぐな」と朧。「手を振りかえしてくれないから気づいてないかと思ったのでござるよ。姉上はこれから任務でござるか?」と如月。「ああ」と朧は短く言った。如月も「ふふん、拙者も任務でござるよ!これから『かふぇてりあ』に向かうでござる!あそこの甘味はくせになる美味しさでござるからなぁ」と嬉しそうに言った。「すっかり西洋に毒されおって…」と呆れる朧。「そういう姉上はとことん西洋文化に馴染もうとしないでござるなぁ」と返す如月。「お前が特別なだけだ」と朧。「そうでござるか?たしかに拙者は秘密の魔法を教えてもらったでござるが」と如月。「魔法?…まさか妙なやつにかどわかされていないだろうな?」と朧は言った。「むむ。クリス殿はそんなことしないでござるよ」と反論する如月。「クリス?」と考える朧。そこへ「あ、いたいた!如月ちゃーん!」とクリスが駆け寄ってきた。「…男、だと」と驚く朧。「(…クリスとは如月と組んで活動している共和国のスパイの名前だったはず。チームには女しかいないと聞いていたが…同姓同名の別人?いやしかし)」と考え悩む朧。「ごめんね。待った?」とクリス。「平気でござる。拙者も今来たところでござるよ。」と如月は言った。「よかった。じゃあ行こうか…ってなんか僕、すごくにらまれてない?」とクリス。「気にすることないでごさる。姉上はいつもこんな顔でござるよ」と如月は言った。「姉上、って如月ちゃんのお姉さん!?じゃあ、ちゃんとごあいさつしないと…」と驚くクリス。「そんなの今度でいいでござる!それより『かふぇてりあ』に行くでござるよ!」と急かす如月。そんな如月に「えぇ?」と困るクリス。「…は!ま、待て如月!」と慌てて呼び止める朧。「なんでござるか?早くしないと新作が売り切れてしまうでござる」と焦る如月。「その男とは…いや、有栖川という名に覚えはあるか?」とたずねる朧。「有栖川?拙者は知らないでござるな」と答える如月に「そうか。ならいい」と朧が言った。「…姉上?」とたずねる如月に「さっさと行け。甘味が待っているのだろう?」と促す朧。「はっ!そうでござる。クリス殿、急ぐでござる」と急かす如月に「わ、ちょっと如月ちゃんそんなに引っ張ると服が伸びちゃうから!そ、それじゃあお姉さん、また」と如月に引っ張られながら朧に別れを言うクリスに「貴様の姉になった覚えはない!…。私も任務に向かうか」と朧は言い任務に向かった。