プリンセス プリンシパル感想日記

Princess Principalについて書いてますのでよろしくお願いします。

朧と任務 上級

行動力25 WAVE4 推奨LV.70 青 青なし

 有栖川邸にて「…」と朧。「これからは開かれた時代になる。技術も文化も分かち合い進化していくべきだ」と有栖川氏は言った。そこへ朧は「だから我が国の技術を流失させたと?」とたずねた。「流失ではない。知識の共有だ。対価として私はこの国の技術を学ばせてもらっている。我が国がさらなる発展を遂げるためには必要なことなのだよ」と有栖川氏は答えた。「残念ながらその崇高な思想は理解されなかったようだがな」と朧。「上の人間はどうも腰が重くて困るよ。迷っているうちに我が国はどんどん世界においていかれてしまう。きみもこの国に来て身をもって知っただろう。我が国がどれだけ小さい存在だったことか」有栖川氏は朧に問いかける。「…言いたいことはそれだけか?」と返す朧。「命乞いをすれば見逃してくれるのかい?」と有栖川氏。「まさか」と朧は答えた。「だろうね。きみに対して情や優しさを期待するのは難しそうだ」と有栖川氏。「覚悟は決まったか?ならばー」と鎖鎌に手を伸ばそうとすると「…おとうはん?お客さん来てはるの?」と扉の向こうから薫の声がした。「薫!?来てはだめだ!!」と有栖川氏は叫んだ。「えっ…?」と驚く薫。「…」と朧。有栖川氏は薫に「いいかい、今、お父さんは少し危険な実験をしているんだ。大事な薫を危険にさらしたくない。だから部屋に入ってはいけないよ」と言った。「大事な薫だなんておとうはんったら…!わかったわ。これからティナはんのところに行ってくるさかい、おとうはんも気をつけてな」と言い笑顔で薫は出かけていった。有栖川氏は「ああ、いってらっしゃい、愛してるよ、薫…娘を見逃してくれたことに感謝するよ。前言を撤回しようきみはーー」「任務完了」と静かに朧は言った。

 「…」と朧。「姉上!」と如月。朧は「如月か。喫茶店での任務はどうした?」と如月にたずねた。如月は「本日は満腹…じゃなくて終了したゆえ、帰り足でござるよ!そうだ姉上にも西洋の甘味をおすそ分けするでごさるよ」と洋菓子を取り出した。「いや、私は別に…むぐ!?」と口に菓子を入れられた朧。「どうでこざるか?美味でござるか?」と味をたずねる如月。「…甘さに品がない。和菓子の方が断然美味い」と答える朧。「えぇー?せっかく姉上のために買ってきたというのに」と残念がる如月。朧は「洋菓子は好かんと何度も言っただろう。…だか気は紛れた。感謝する」と如月に礼を言った。「あ、姉上が素直に感謝した!?明日は槍が降るでござるか!?」と驚く如月に「…どうやら久々にみっちりと稽古をつけてほしいようだな」と朧。「き、気のせいでござるよ!拙者、これにて失礼するでござる!」と言って如月は行ってしまった。「あっ、こら!…まったくどうしようもない妹だ。…家族、か」と朧は言った。